世界中が味方をしている

最近、世界中が自分の味方をしているような感覚をよく味わう。

 

今日は、同じ会社の以前の上司が沖縄に出張で来られていた。よく考えると自分がこの会社に入るときに面接してくれた方でもある。

 

当時の自分の立場からすると、上の上にあたる方なので、上司と言っても業務上の直接の絡みは全く無かった。

 

「あ〜久しぶり〜。元気〜?頑張ってる〜?沖縄たいへ〜ん?」

 

現在人事部長の彼女は、沖縄の社員の残業時間がヤバいので、状況視察や面談の為に月いちくらいで沖縄に出張しているのだ。

 

私が会議の都合で遅れた昼飯を休憩室でひとり食べているところに、わざわざ話をしに来てくれた。

 

真っ黒に日焼けしてコロコロと健康的に笑う私を見て、精神的にマイッてるとは思わないんじゃないだろうか?私の残業時間も突出して多かったが、面談もしていないし。ただただ雑談をしに来てくれたみたいだ。

 

「沖縄合ってるみたいね〜。健康そうだね〜。安心したわ〜」

 

ひとしきり昔話と現況の話をして、「もうすぐ外出しないといけないから。市役所訪問してそのまま空港だわ」と席を立たれた。

 

直接一緒に仕事したことは無いし、歳の差もあるし、男女だし、でもよく考えたらもう古い知り合いで、そこまで懇意にしたわけでは無いのだけど、なぜか古い友人にあったような懐かしさを感じた。

 

「ありがとうございます。話せて良かったです。帰路お気をつけて」

 

彼女が立ち去った後に、多分俺の身を案じて話しかけてくれたんだろうな〜と感じた。俺には出来ないような共感能力で、俺にエナジーを渡す必要があるって察知したんだろうな。

 

そしてわずか10分ほどの軽妙なトークで、俺の心をじんわりと暖めてくれたんだな〜。

 

そう思った。