眠りの神が降りてきて
元来不眠症の気のある私は、沖縄という気候が独特の地で1人過酷な労働に従事する中で、不眠症という病気に罹っているわけなのだが、今日は何故かこんな時間なのに眠くて眠くて、
身体全体が痺れたようなじんわりした疲れ物質が全身にくまなく行き渡って、目をつぶむているとそのまま召されてしまいそうなこの瞬間、
力の入らない指でiPhoneから最後のお便りを世界中に、
今寝たら一体いつ目が醒めるのだろうか、疲れは取れるのだろうか、FXのポジションはどうなってしまうのだろうか、
そんな漠然とした思いを抱きながら、私は眠りに落ちて行くのであろうか、
ああ、あまり頭を使わない方がいいだろう、不眠続きで慢性的にノンレム睡眠が不足しているこの私、この機会を逃したらまた元の木阿弥、
眠れる時に眠らなければ勝利はないというのが分かっていながら、なんであろうかこの悪あがきは、
心地よい痺れが全身を覆って、抗いようのない暗闇が私を包み、